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つくば市 | 平成27年度の案件一覧

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Academic year: 2018

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(1)

第 4 章 健 康 づくりの推 進

1 分 野 別 の基 本 方 針 と施 策

(1)健 診 の充 実 と活 用

健康づくりでは,一人ひとりが定期的に健康診査を受け,健康状態を把握することが大 切です。そして,健診結果を生活習慣の改善に役立てるとともに,疾病の早期発見・早期 治療に結びつけることが必要です。

【現状】

① 定期的に健康診査(がん検診以外)を受けている人の割合(成人)

約 7 割の人はほぼ毎年健康診査を受けています。この割合は H22 調査より 8 ポイント

増加しました。「2年に1 回」以下の頻度で受けている人が約3 割ですが,「5年以上受

けていない」人の割合は,H22 調査より半減しました。長期間健診を受けていなかった

人が受け始めたことがうかがえます。

69.7%

6.5%

9.2%

12.7%

1.9%

61.0%

6.4%

7.5%

23.4%

1.7%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

ほぼ毎年

2年に1回

3~4年に1回

5年以上受けていない

不明(無回答)

H27(第3期) n=1097

(2)

② 定期的に健康診査を受けない理由(がん検診以外)

定期的に健康診査を受けていない人のうち 44.6%は「医療機関にかかっているから」

ですが,残りの半数強の人は「忙しい」(16.5%),「お金がかかる」(15.8%),「受け方が

わからない」(10.8%)等の理由を上げています。

③ 前年度(※)に健康診査(がん検診以外)を受けた人の割合(成人)

前年度に健診を受けた人の割合は前回調査から 10 ポイント増加し,受けていない人

の割合は 10 ポイント減少しました。これは定期的に健診を受ける人が増えていること

と一致する結果です。

(※)H27(第 3期) 平成 26年度, H22(第 2期) 平成 21年度 71.7%

25.3%

2.9%

61.4%

35.0%

3.7%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

受けた

受けていない

不明(無回答)

H27(第3期) n=1097 H22(第2期) n=947 16.5%

10.8%

15.8%

9.4%

44.6%

13.7%

1.4%

0% 20% 40% 60%

忙しい

受け方がわからない

お金がかかるため

受ける必要がない

医療機関にかかっているので

受けていない

その他

無回答

(3)

④ 受けた健診の種類(成人)

9 割以上(92.7%)の人が,受けた健診の種類は「市の健診」か「勤務先・学校など」

と回答しています。前回調査と比較すると,勤務先等が減少し市の健診の割合が増えて います。

⑤ 特定健診受診率

つくば市の受診率は一貫して県の受診率を下回っており, H22 にその差は 5.6 ポイン

トありました。その後市の受診率は徐々に上昇し,H25には2ポイントの差にまで近づ

きました。しかし,H26 の受診率の伸びは 1%を下回っており,最新の動向を注視する必

要があります。

(H27 年 9 月 30 日現在)

38.8%

0.3%

5.8%

53.9%

1.3%

27.4%

1.0%

8.4%

62.5%

0.7%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

つくば市の健診

農協健診

全額自費による健診

その他(勤務先・学校など)

不明(無回答)

H27(第3期) n=787

H22(第2期) n=581

26.4%

28.6%

30.5% 31.7%

32.0% 32.0% 32.3% 32.8% 33.7%

34.6%

10.0% 15.0% 20.0% 25.0% 30.0% 35.0% 40.0%

H22 H23 H24 H25 H26

年度

(4)

⑥ 特定保健指導実施率

特定保健指導実施率は大震災のあった H23 に一旦下がりましたが,その後は上昇に転 じています。

⑦ 定期的に受けているがん検診

全てのがん検診で,定期的に受けている人の割合は 5 割を下回っています。その中で,

「胃」,「前立腺」,「子宮」についての検診は比較的多く,4 割前後の人が受けています。

一方,「肺」,「乳房」,「大腸」について健診を受けている人は,3 割前後にとどまってい

ます。

30.1%

25.2%

36.5%

38.4%

20.0% 25.0% 30.0% 35.0% 40.0%

H22 H23 H24 H25

年度

つくば市

39.9%

33.4%

28.2%

40.4%

42.0%

32.2%

51.5%

57.9%

63.1%

50.2%

52.7%

60.6%

8.7%

8.7%

8.7%

9.4%

5.3%

7.2%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

胃n=542

大腸n=542

肺n=542

前立腺n=203

子宮n=526

乳房n=363

(5)

⑧ がん検診を受けていない理由(複数回答)

健診(検診)を受けていない理由の第 1 位は,「がん検診」及び「がん検診以外」とも,

「医療機関にかかっているので受けていない」です。理由は同じですが,その割合はが

ん検診の方が 20 ポイント以上低いです。他の理由の割合は,がん検診を受けていない

人の方がどれも高くなっています。

⑨ 健診結果をその後の自分の生活に役立てている人の割合

4 人に 3 人の人が健診結果を生活に役立てていると回答していますが,2 割弱(18%)

の人は役立てていないと回答しています。前回調査と比較すると,役立てている人の割 合は 4 ポイント下がり,役立てていない人が 2.7 ポイント増えています。

⑩ これまでの健診で指摘をうけたことがある人の割合

これまでの健診で「脳血管疾患」,「虚血性心疾患」の指摘を受けたことがある人の割

合は増えています。他の指摘を受けた割合についてはすべて減っています。「虚血性心疾

患」の指摘を受けたことのがある人の 23%,「コレステロール値または中性脂肪」の指

摘を受けたことがある人の約 31%の人がその状況を放置しています。 過体重の指摘を受けたことがある人の約 20%は何も取り組んでいません。

75.0%

18.1%

6.8%

79.0%

15.4%

5.6%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

はい

いいえ

不明(無回答)

H27(第3期) n=1097

H22(第2期) n=947

22.5%

15.2%

17.1%

15.4%

22.5%

16.7%

2.1%

0% 10% 20% 30%

忙しい

受け方がわからない

お金がかかるため

受ける必要がない

医療機関にかかっているので

受けていない

その他

無回答

(6)

■指摘をうけたことのある人の治療や取り組み(成人 H27) 3.8% 3.4% 10.3% 5.5% 12.8% 12.9% 25.3% 26.7% 30.7% 34.4% 21.5% 22.7% 81.3% 85.7% 74.7% 84.5% 73.5% 77.4% 64.6% 65.7% 58.0% 57.9% 64.4% 68.0% 14.9% 10.9% 15.0% 10.0% 13.8% 9.7% 10.1% 7.6% 11.3% 7.7% 14.1% 9.3%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

(ア)脳血管疾患:H27

H22

(イ)虚血性心疾患:H27

H22

(ウ)糖尿病または高血糖値:H27

H22

(エ)血圧高値:H27

H22

(オ)脂質異常:H27

H22

(カ)BMI高値:H27

H22

ある ない 無回答

H27 n=1097 H22 n=947

57.1% 54.0% 67.1% 75.1% 50.7% 23.8% 15.0% 10.7% 7.2% 10.1% 9.5% 23.0% 12.9% 10.8% 31.5% 9.5% 8.0% 9.3% 6.9% 7.7% 0% 20% 40% 60% 80% 100%

(ア)脳血管疾患n=42

(イ)虚血性心疾患 n=113

(ウ)糖尿病、または血糖値が 高いと言われたn=140

(エ)血圧が高いと言われた n=277

(オ)コレステロール値または中性脂肪が 高いと言われた n=337

治療中 完治した 放置している 無回答

74.2% 19.9% 5.9%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

(カ)体重が多いと言われた

ことがある n=236

(7)

【課題】

① 特定健診の受診率は上昇傾向にあるが,県内では低い。

② 毎年健康診査を受診していない人が 3 割いる。また,定期的にがん検診を受診して

いない人が 5 割を超えていることから,さらなる未受診者対策が必要である。

③ 健診の結果をその後の生活に役立てている人が 75%いる一方で,健診で指摘を受け

ても放置している人がいるため,さらなる保健指導の取り組みが必要である。

【市の取り組み】

① 定期的な健(検)診の受診勧奨に努めます。

② 要医療者・要精密検査者の受診勧奨に努めます。

③ 健(検)診後の保健指導により,生活習慣病の発症および重症化予防を推進します。

【市民の取り組み】

① 定期的に健(検)診を受診し,自分の健康状況の把握に努めます。

② 健(検)診の結果,適正な医療を受け予防に努めます。

③ 生活習慣病予防の正しい知識を身につけ,日々の生活に役立てます。

【数値目標】

目標を示す指標 対象 茨城県 現状値 目標値

(H32 年度) 特定健診の受診率 つくば市

国保加入者

34.6% 32.0%

60.0%

特定保健指導の利用率 (つくば市国保加入者)

動機付け支援 +積極的支援

10.9% 37.8%

60.0%

胃がん検診の受診率 40 歳代以上 10.6%(H24) 10.7%(H26) 厚労省がん対策 当面 40.0% 大腸がん検診の受診率 40 歳代以上 18.3%(H24) 22.0%(H26) 当面 40.0% 肺がん検診の受診率 40 歳代以上 26.3%(H24) 19.3%(H26) 当面 40.0% 子宮がん検診の受診率 20 歳代以上女性 22.0%(H24) 21.2%(H26) 当面 50.0% 乳がん検診の受診率 30 歳代以上女性 19.7%(H24) 21.7%(H26) 当面 50.0% 指摘事項

に対する 取り組み 状況 (放置者 の割合)

脳血管疾患 平成 27 年 健康つくば 21 アンケート調査より

― 9.5% 減少

虚血性心疾患 ― 23.0% 減少

糖尿病・高血糖 ― 12.9% 減少

血圧高値 ― 10.8% 減少

脂質異常 ― 31.5% 減少

BMI 高値 ― 19.9% 減少

(8)

【市の主な取り組み内容】

スローガン「受けよう検診!

振り返ろう生活習慣」

基本施策・事業 内容 取り組みの主体

健康診査の充実と定期的な受 診への支援

健診通知から結果返却まで住民にとってわかりや すい健診,休日実施・託児コーナーの設置など 受けやすい健診を実施します。

健康増進課 国民健康保険課 医療年金課 未受診者対策を進め,受診率の向上に努めま

す。

各種がん検診の受診率向上 機会をとらえてがん検診に関する PR を実施しま す。

健康増進課

がん検診の新規受診者の拡大を図るため,効果 的な受診勧奨に努めます。

生活習慣病の重症化予防の 推進

健康診査後においての保健指導により,生活習 慣病の重症化予防に取り組みます。

健康増進課 国民健康保険課 特定保健指導を実施し,メタボリックシンドローム

の該当者・予備群を減らします。

健康増進課 国民健康保険課 がん検診の要精密者に対し,事後フォローを確

実に実施し,がんの早期発見・早期治療に努め ます。

(9)

(2)栄 養 ・食 生 活 (つくば市 食 育 推 進 計 画 )

(ⅰ) 生活習慣病予防につながる食育の推進

食は命の源であり,全ての人が生涯にわたって生き生きと暮らすための基礎となる大切 なものです。しかし,ライフスタイルや食習慣の変化に伴い,不規則な食事や朝食の欠食 等の問題が生じており,心身への悪影響が懸念されています。このような中,栄養バラン スに優れた日本型食生活の実践の推進,健康づくりや生活習慣病予防につながる健全な食 生活の推進などの取り組みを行うことが必要です。

【現状】

<朝食の摂取>

朝食① 毎日,朝食を食べている人の割合(年代別)

朝食を毎日食べている人の割合は,年代とともに低下し,高校生が最も低くなってい ます。

93.7%

95.9%

89.9%

74.0%

81.3%

84.8%

96.4%

94.2%

82.4%

73.3%

85.6%

89.2%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

幼児

小学生

中学生

高校生

成人男性

成人女性

H27 H22

n=353 n=440

n=394 n=467

n=375 n=433

n=465 n=416

n=443 n=388

(10)

朝食② 毎日,朝食を食べている人の割合(成人年代別)

成人のなかでも,特に20 歳代から 40歳代までの男性と 20歳代の女性で朝食を毎日

食べている人の割合が 60%台と低くなっています。

朝食③ 保護者とこどもの朝食摂取状況の関係

幼児~高校生の朝食摂取の割合は,保護者の朝食摂取の割合と強く関係しています。

保護者が毎日朝食を食べている場合 94.4%の幼児が朝食を食べていますが,保護者が毎

日朝食を食べていない場合には,幼児のその割合は82.1%まで12.3ポイント低下しま

す。小学生,中学生,高校生でも同様であり,特に高校生では大きな差が見られます。

61.0% 63.8% 68.5% 79.8% 66.7% 15.3% 20.0% 12.4% 8.6% 7.0% 23.7% 16.3% 18.0% 11.7% 24.6% 0.0% 0.0% 1.1% 0.0% 1.8%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

20歳代男性n=59

20歳代女性n=80

30歳代男性n=89

30歳代女性n=163

40歳代男性n=57

ほぼ毎日食べている 1週間の半分くらい食べる 朝は食べないことが多い 無回答

82.1% 17.9% 88.2% 11.8% 78.5% 21.5% 36.4% 63.6% 0.0% 20.0% 40.0% 60.0% 80.0% 100.0%

保護者が毎日は朝食を食べていない

毎日食べる 毎日は食べない

幼 児 小学生 中学生 高校生

94.4% 5.3% 97.2% 2.2% 95.2% 4.8% 81.5% 18.5% 0.0% 20.0% 40.0% 60.0% 80.0% 100.0%

保護者が毎日朝食を食べている

毎日食べる 毎日は食べない

(11)

<野菜の摂取>

野菜① 野菜を食べている人の割合(小・中・高校生)

小・中・高校生はいずれも 9 割前後の人が野菜を食べています。

野菜② 野菜を 350g(5 皿)食べている人の割合(成人)

野菜を350g食べている人の割合は,20歳代では15.2%しかおらず,一番多く摂取し

ている 70 歳代以上でも 50%を下回っています。全年代において,350gの野菜を摂取で

きていない人は多い状況です。

91.3% 86.6% 88.0% 89.0% 84.5% 84.9%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

小学生

H27 n=393, H22 n=464

中学生 H27 n=374, H22 n=432

高校生

H27 n=465, H22 n=416

H27 H22 15.2% 23.8% 27.0% 38.2% 37.1% 44.4% 31.4% 0.7% 4.0% 6.6% 4.5% 3.3% 2.0% 3.3% 20.3% 21.0% 22.1% 23.6% 20.5% 11.3% 19.0% 22.5% 23.4% 20.5% 17.3% 18.5% 21.8% 21.0% 31.2% 23.0% 18.9% 12.7% 18.5% 16.5% 20.2% 9.4% 4.4% 3.3% 3.6% 0.7% 2.0% 4.0% 0.7% 0.4% 1.6% 0.0% 1.3% 2.0% 1.0%

0% 25% 50% 75% 100%

20歳代n=139

30歳代n=253

40歳代n=122

50歳代n=113

60歳代n=163

70歳代以上 n=266

妊婦n=342

(12)

野菜③ 甘い飲み物を 1 日に 1 回以上飲んでいる幼児の割合 幼児の 2 人に一人は,甘い飲み物を 1 日に 1 回以上 飲んでいます。むし歯や偏食,将来の肥満につながる恐れ があります。

<塩分摂取>

1日 2 回以上,汁物(みそ汁やめん類など)を飲んでいる人の割合

1 日に 2 回以上汁物を飲んでいる人は,塩分の摂りすぎの傾向があり,特に 70 歳代以

上では半数を超えています。

<バランスの良い食事>

1 日 3 食主食・主菜・副菜をそろえて規則正しく食べている人の割合

若い年代ほどバランスとれた食事を食べている人の割合が少なくなっており,特に 20

歳代では 50%を下回っています。

28.8%

33.2% 32.0%

28.3%

40.5%

54.9%

37.8%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60%

20歳代 n=139

30歳代 n=253

40歳代 n=122

50歳代 n=113

60歳代 n=163

70歳代以上

n=266

妊婦 n=344

43.9%

54.9% 59.8%

71.7%

82.2% 86.1% 86.3%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

20歳代 n=139

30歳代 n=253

40歳代 n=122

50歳代 n=113

60歳代 n=163

70歳代以上

n=266

妊婦 n=344 はい 50.7% いいえ

48.7% 無回答

(13)

<全体>

食事をよくかんで食べている人の割合

H22 の結果と比較すると,中学生以下の年代で割合の低下が見られています。

【課題】

① 朝食を食べる子どもは年齢とともに減少し,家庭内での朝食摂取状況が子どもの朝

食摂取状況に影響している。成人は,20 歳代~30 歳代の男女の朝食摂取率が低い。

② 1日に必要な 350gの野菜を摂取している人は,全年代において 50%を下回ってい

る。

③ 全年代において塩分を摂りすぎている傾向がある。

④ 1 日 3 食主食・主菜・副菜を3つそろえて,食べている人は少ない。

⑤ 甘い飲み物を 1 日に1回以上飲んでいる幼児が5割いる。

【市の取り組み】

① 朝食の摂取を推進します。

② 野菜 1 日 350gの摂取を推進します。

③ 子どもの頃からの適塩の大切さの普及啓発に努めます。

④ 十分な口腔機能の発達と維持のために,噛ミング 30(カミングサンマル)を推進し

ます。

⑤ いつまでも豊かな食生活を送るため,食生活についての知識や技術の普及を推進し

ます。

76.6%

89.2%

78.4%

81.3%

77.3%

82.6% 84.9%

92.0%

88.3%

80.5%

72.6%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

幼児

小学生

中学生

高校生

成人

妊婦

(14)

【市民の取り組み】

① 毎日,朝食を食べます。

② あと一品野菜のおかずを増やします。

③ 1 日に必要な塩分量を知り,適塩の食事を心がけます。

④ よくかんで味わいながら食事します。

⑤ 1 日 3 食,主食・主菜・副菜をそろえてバランスの良い食事に心がけます。

【市の主な取り組み内容】

スローガン「みんなで食べると

たのしいよ」

みんなでいっしょに食べて,おいしいねっていえば「こころ」と「身体」の栄養になる

基本施策・事業 内容 取り組みの主体

日本型食生活の推進 朝食の大切さを伝え,毎日朝食を食べることを推 進します。

健康増進課 健康教育課 こども課

地域包括支援課 1日 3 食規則正しく,主食・主菜・副菜をそろえ

たバランスのよい食事をとるための知識や技術を普 及します。

生活習慣病予防につながる食 生活の推進

1 日 350g の野菜を摂取することを普及啓発 し,レシピの提供等,「あと 1 品野菜を増やす」 ための取り組みに努めます。

1 日に必要な塩分量について普及啓発し,適塩 の食事を推進します。

(15)

出典:食品成分表 2015

野菜は 1 日に 350g以上食べましょう。

・緑黄色野菜(120g以上)と淡色野菜(230g以上)を組み合わせて食事に取り入れてみましょう。 ・一緒にきのこや海藻類こんにゃくも食べましょう。

ひとり分 350gの野菜 小皿(小鉢)5 皿に相当します。

1 皿 70gx5 皿=350g

たとえば・・・

(16)

(ⅱ) 子どもの頃からの基本的な食習慣の形成

食に関する情報や知識,伝統や文化等については,従来,家庭を中心に地域の中で共有 され,世代を超えて受け継がれてきました。しかしながら,社会環境の変化や生活習慣の 多様化等に合わせて,食に対する意識の希薄化が進む中で,家庭における食生活にも影響 が及んでいます。家族との「共食」は,望ましい食習慣の実践や,食の楽しさを実感し精 神的な豊かさをもたらすものと考えられており,家庭における子どもへの食育の推進が求 められます。

【現状】

① 食事のあいさつをしている人の割合

食事のあいさつをしている人の割合は,幼児・小学生ともに増加しています。

② 料理や後片付け等のお手伝いをしている人の割合(小学生)

94.2%の小学生は家で食事の準備や片付けを手伝っており,そのうち 4 割の小学生は

毎日手伝っていると回答しています。

n=397

95.8%

92.7% 93.4%

85.8%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

幼児

H27 n=354, H22 n=440

小学生

H27 n=396, H22 n=466

H27 H22

毎日して いる, 38.3% ときどきし

ている, 55.9% していない,

5.5%

(17)

③ 早寝・早起きをしている幼児の割合

夜9時前に寝て朝7時前に起きる幼児は18%しかいません。また,早く寝る幼児は,

早く起きる傾向が見られます。

朝起きる時間

7時前 7~9 時 9 時以降 無回答

夜寝る時間

9 時前 18.0% 5.4% 0.0% 0.3%

9~10 時 34.1% 30.4% 0.0% 0.3%

10 時以降 1.4% 8.7% 0.3% 0.3%

無回答 0.3% 0.6% 0.0% 0.0%

④ 家族や友人と一緒に食事をしている人の割合

家族や友人と一緒に食事をしている人の割合は,年代とともに低下しています。小学 生,中学生は,H19(食育)調査時と比較し,大幅に低下しています。

9時前に寝る,

33.5% 9~10時に寝る,

63.4%

10時以降に寝る,

2.6%

無回答,

0.5%

7時前に起きる幼児

n=191

9時前に

寝る,

11.9%

9~10時に寝る,

67.5%

10時以降に寝る,

19.4%

無回答,

1.3%

7~9時 に起きる幼児

n=160

98.6%

71.0%

64.0%

59.1%

70.5%

91.5%

98.2%

93.6%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

幼児 H27 n=355

小学生 H27 n=397

中学生 H27 n=375

高校生 H27 n=465

成人 H27 n=1,097

H27 H19(食育)

(18)

⑤ 食事の時間が楽しいと感じている人の割合

家族と一緒に食事をしている人は,食事が楽しいと感じている人の割合も高くなって います。特に中学生で大きな差がでています。

【課題】

① 家族揃って食事をする機会が年代と共に減少している。

② 食事が楽しいと感じる人の割合は,年代と共に減少し,精神的豊かさをもたらす食

事が少なくなってきている。

【市の取り組み】

① 共食の推進に努めます。

② つくば市食育スローガン「たのしいよ」の普及啓発を行います。

【市民の取り組み】

① 家族や友人とおいしく楽しく食事します。

【市の主な取り組み内容】

基本施策・事業 内容 取り組みの主体

共食の推進 家庭において食育に関する理解が進むよう,食 事を一緒に楽しく食べる「共食」の大切さを普及 啓発します。

健康増進課 健康教育課 こども課 つくば市食育スローガン

「たのしいよ」の普及啓発

様々な機会を利用して,つくば市食育スローガン 「たのしいよ」の普及啓発に努めます。

87.7%

12.3%

59.2%

40.0%

77.0%

21.4%

0.0% 20.0% 40.0% 60.0% 80.0% 100.0%

家族が一緒に食事をしていない はい いいえ

小学生

n=282

中学生

n=129

成 人

n=299 95.0%

5.0%

87.1%

12.5%

92.8%

6.0%

0.0% 20.0% 40.0% 60.0% 80.0% 100.0%

家族が一緒に食事をしている はい いいえ

小学生

n=282

中学生

n=239

成 人

(19)

(ⅲ)食育を広げるための環境づくり

食育については,毎年 6 月の「食育月間」及び毎月 19 日の「食育の日」を中心に,様々 な関係者がそれぞれの立場から取り組み,推進してきました。今後も関係者相互の連携・ 協力が必要です。また,食育の推進は,市民一人ひとりの食生活に直接関わる取り組みで あり,生活に密着した活動を行っているボランティアの役割が重要なことから,その活動 の活性化のための支援が必要です。

【現状】

① 学校給食における市内産物使用割合(食材数ベース)

米は 100%市内産を使用し,野菜の市内産使用割合はやや上昇しています。

② 食育や食品への関心

「食育への関心度」と「地産地消」を心がけている人の割合は,年代によって同じ傾 向が見られます。栄養成分表示を見ている人の割合は,ほとんどの年代で半数を下回っ ています。

100.0% 100.0% 100.0%

10.0% 10.0% 16.0%

0.0% 20.0% 40.0% 60.0% 80.0% 100.0% 120.0%

H24 H25 H26

米 野菜

70.5%

75.9%

68.9%

79.6% 79.8%

77.8%

36.0%

55.3%

47.5%

70.8%

77.3%

73.7%

33.8%

49.4%

41.0%

54.9%

42.3%

37.6%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

20歳代 n=139

30歳代 n=253

40歳代 n=122

50歳代 n=113

60歳代 n=163

70歳代以上

n=266

食育に関心がある

地元産の野菜を購入するように心がけている

(20)

③ 食生活改善推進員人数と活動回数(※)

食生活改善推進員の人数は,一定を保ちながら,活動回数は増加傾向にあります。

(※)活動回数は,地区伝達+イベント等 【課題】

① 食育を地域全体で推進するために,食育に関心のある人を増やす必要がある。

② 地域に密着した食育を推進するために,食生活改善推進員等のボランティアをより

活性化させることが必要である。

【市の取り組み】

① 6 月の食育月間や毎月 19 日の食育の日を中心に普及啓発を行い,食育の認知度を高

めます。

② 食生活改善推進員等ボランティア体制を充実します。

③ 家庭・保育所・幼稚園・学校・地域等で,幅広く食育を推進します。

【市民の取り組み】

① 食育に関心を持ち,積極的に食育に取り組みます。

② 地元産の農作物を利用し,地産地消を促進します。

【市の主な取り組み内容】

基本施策・事業 内容 取り組みの主体

食生活改善推進員活動の推 進

食生活改善推進員の養成・育成を行い,活動 活性化を推進します。

健康増進課

市民が身近なところで健康づくりができるよう,食 生活改善推進員の活動を支援します。 料理教室等の食を通じた地域の世代間交流の 活性化を図ります。

地域全体での食育の推進 食育月間及び食育の日をはじめとした普及啓発 に加え,市民が食育に関わることができる体制を 整えます。

健康増進課 健康教育課 農業課 こども課

201 209 206

213 212

166

210

240 246 234

100 150 200 250 300

H22 H23 H24 H25 H26

年度

(人,回)

(21)

●食生活改善推進員の活動

親子料理教室 食育普及イベント(豆運び体験)

< みんなの食育スローガン >

「食育」は,普段の生活の中で実践できるものです。

基本となるものを食育スローガンとしました。あなたも今日から食育を始めてみませんか。 あなたの食育ライフをチェックしてみましょう

たいせつな1日のスタート

朝ごはんを食べましょう

朝食を食べるには,早寝早起きが大切です。生活リズムを整えること は生活習慣改善の大きなカギとなります。

『農作物』 つくばが育てた季節の恵を楽しみましょう

旬の食材や料理はその地域の伝統行事と結びついています。地域の食

文化を味わう機会を大切にし,食に関する技術や文化を学びましょう。

しっかり野菜を食べましょう

毎食の中に野菜のおかずを整えましょう。1日5皿の野菜を目標にす

ると栄養バランスが整います。しっかりつくばの野菜を食べましょう。

いつも感謝の気持ちをもち

いただきます・ごちそうさまを言いましょう

命をもらった動植物,食に関わる人々がいて私たちは食べ物をいただ

いています。食べ物を大事にする気持ちや,作ってくれた人に感謝の 気持ちを表しましょう。

よくかんで,ますます元気いつまでも!!

(噛ミング30

さ ん ま る

一口 30 回以上噛むよう心がけましょう。

(22)

出典:つ

くば

市農

産物直

売所

(23)

【数値目標(ⅰ)】 生活習慣病予防につながる食育の推進

目標を示す指標 対象 茨城県

(H23 年度) 現状値

目標値 (H32 年度)

毎朝朝食を食べる人の割合 幼児 93.7% 100%

小学生 88.7% 95.9% 100% 中学生 86.0% 89.9% 100% 高校生 72.7% 74.0% 増加 20 歳代男性

20 歳代女性 ―

61.0%

63.8% 75% 野菜を食べるように心がけている保護

者の割合 幼児 ― 95.8% 100%

野菜を食べる人の割合 小学生 ― 91.3% 100%

中学生 ― 86.6% 100%

高校生 ― 88.0% 増加

野菜を 350g(5 皿)以上食べてい

る人の割合 成人

(参考) 1 日あたりの野菜平均 摂取量

男 287.7g 女 276.1g

31.4% 50%

1 日 2 回以上汁物を飲んでいる人の

割合 成人

(参考) 1 日あたりの食塩平均 摂取量

男 11.5g 女 10.1g

38.4% 25%

食事をよくかんでいる人の割合 成人 (国)71.6% 78.6% 80%

1 日 3 食,主食・主菜・副菜を 3 つ そろえて食べている人の割合

20 歳代

成人全体(国) 52.7%(H26)

43.9%

すべての年代 60%以上

30 歳代 54.9%

40 歳代 59.8%

【数値目標(ⅱ)】 子どもの頃からの基本的な食習慣の形成

目標を示す指標 対象 茨城県 現状値 目標値 (H32 年度)

夕食を家族と一緒に食事をする人の割合 小学生 ― 71.0% 90% 中学生 ― 64.0% 70%

高校生 ― 59.1% 増加

成人 ― 70.5% 増加

食事の時間が楽しいと感じている割合 小学生 ― 92.7% 100% 中学生 ― 76.8% 100%

成人 ― 87.0% 増加

【数値目標(ⅲ)】 食育を広げるための環境づくり

目標を示す指標 対象 茨城県 現状値 目標値 (H32 年度)

食育に関心を持っている人の割合 成人 (国)

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上記の(1)勤怠及び健康、

17 委員 石原 美千代 北区保健所長 18 委員 菊池 誠樹 健康福祉課長 19 委員 飯窪 英一 健康推進課長 20 委員 岩田 直子 高齢福祉課長

○特定健診・保健指導機関の郵便番号、所在地、名称、電話番号 ○医師の氏名 ○被保険者証の記号 及び番号

[r]

防災課 健康福祉課 障害福祉課

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